レザークラフトを始めよう「携帯ケース」☆初心者向け☆
こんにちはLeonです。
久しぶりに携帯の機種を変更したので携帯ケースも作りなおすことにしました。
ちなみに以前使用していたのはiphon SEで、今回購入した機種はiphon SEの第二世代になります。まぁ安いんでね笑
では早速ケース作りを説明していきたいと思います。
ケースと言ってもいろんな種類がありますが、今回は手帳型のケースを作成したいと思います。
事前に用意したのはケータイ本体を固定するベースに、100均でクリアケースを買ってきました。
このケースに革カバーを付けたいと思います。
- 1.デザインを決める
- 2.厚紙を使用して皮を切り出す
- 3.ボタンを取り付ける位置を決める
- 4.ボタンの取付
- 5.見えない内側を仕上げておく
- 6.外革にヒシ目打ちを使って穴をあける
- 7.携帯固定用のカバーを取り付ける
- 8.内革にヒシ目の穴をあける
- 9.革を縫い付ける
- 10.縁を仕上げる
1.デザインを決める
だいたいのデザインを決めます。
私の場合は方眼紙に展開図をかいていきます。
意外とこのデザインを考える時間が楽しいです笑
この時に注意してほしいのが、カメラの穴の大きさです。
小さいと革の影が写り込んでしまうので少し大きめにあけておくことをおすすめします。
そして厚紙に切り出します。
2.厚紙を使用して皮を切り出す
外側の切り出しです。(外革と呼ぶことにします。)
今回外革の厚みは、t1.5mmを使用しています。
t2.0mm以上になると少し分厚く感じるかもしれません。
私のおすすめは1.5~2.0です。
内側の左右です。
(内革右、内革左と呼ぶことにします。)
左右共革厚は、t1.0mmを使用しています。
何故左右に切り分けたかと言うと、一枚物にしてしまうと中心を折り曲げる際、外側に折れにくくなるので左右分割しています。
3.ボタンを取り付ける位置を決める
キリでボタンを取り付ける位置に印を付け穴をあけます。
ポンチの穴径はボタンに合ったサイズを選んでください。
外革に穴をあけます。(凹側)
内革右にも穴をあけます。(凸側)
4.ボタンの取付
こんな感じになります。
凸凹は最悪逆でも問題ないですが、こちらの方がボタンが潰れ交換が必要になった際に作業しやすいと思います。
5.見えない内側を仕上げておく
外革の裏面をトコノールで磨いておきます。
革を貼り合わせない面を磨いておくと触り心地も良く綺麗に見えます。
(元々裏面を磨いているような革の場合は磨く必要はありません。)
6.外革にヒシ目打ちを使って穴をあける
ヒシ目は4本と1本のタイプがあれば十分です。
(ここで歪んでしまうと縫った際に綺麗に見えないので慎重に・・・)
7.携帯固定用のカバーを取り付ける
カバーを取り付けるためにケースに穴をあけます。(適当です。笑)
私はドリルであけました笑
市販の携帯ケースだと強力な両面テープ?ボンド?等で取り付けられているんですが、心配なので糸で縫っちゃいます笑
まぁブサイクですが見えないところなんで問題ないです。
縫い方も適当です。
外れなければOK!
8.内革にヒシ目の穴をあける
革用ボンドで内革を接着し、外革のヒシ目に合わせて穴をあけていきます。
本当は外革に穴をあける際、内革も一緒に重ねて穴をあけておけば良かったんですが、内革右に固定用ケースを付けておく必要があったのであえて別行程にしました。
9.革を縫い付ける
今回はシニュー糸を使用します。
シニュー糸は細いナイロンを束ねていますので強度も強く、縫い目も綺麗に仕上がるのでおすすめです。
後はただひたすら黙々と縫っていきます。。。。。
縫い始めはなるべく目立たない所を選んでください。
ポイント:縫う際には糸を通す順序を守ることが大事です。
途中で糸を通す順序を変えてしまったりすると後々縫い目がばらついて見栄えがよくありません。
10.縁を仕上げる
NTドレッサーで縁を粗く磨きます。
その後トコノールを付けて不要な布などで磨くと綺麗に仕上がります。
仕上げ前です。縁がガサガサしてます。
磨くとこんな感じになります。
ちょっと磨きが甘いのでまたしっかり磨きたいと思います。
で、完成したのがこちら!
これで作業は終了なんですが、 ちなみに今まで使用していたカバーと比較したいと思います。
基本的にちょっと大きくなっただけ・・・笑
もちろん左が今回作成したものなんですが、まぁ注目すべきは色の違いではないでしょうか、元々は今回のような肌色なんですが、
手の油やなんやかんやで・・・笑
こんな艶のある良い色に仕上がります。
これも革細工の楽しいとこ、オンリーワンたる所以ではないでしょうか。
これから革細工を始めてみようって方は初めから道具を揃える必要はありません、過去記事に道具の説明も載せていますので是非ご覧ください。